キャプリーン, ベースレイヤー

これが本当のライフウェアだ!パタゴニア キャプリーン・デイリー

2018シーズンも大人気!キャプリーンデイリー人気の秘密は?

この2018FWシーズンで、早速品薄になったキャプリー・デイリー・Tシャツ。公式ページでは、すでに一部カラーや一部サイズしか残っていません。¥4,104〜¥6,480と決して安くはないこのベースレイヤーがなぜ人気なのでしょうか?

パタゴニアのキャプリーンとは?

パタゴニア キャプリーンシリーズ

パタゴニアのキャプリーンは、元々は登山やアクティビティの際に肌の上に直接着る「ベースレイヤー」。化学繊維(主にポリエステル)を使用したシリーズです。

パタゴニアのベースレイヤーは、もう一つ「メリノ」というシリーズもありました。これはメリノウールとポリエステルの混紡素材を用いたものです。

メリノは保温性や防臭性が高い反面、洗濯耐久性などが若干劣るため、気を使いますし、人によってはチクチクすることも。それに2017年あたりからラインナップから落ちています。

なので、私は化繊のキャプリーンシリーズを日常着として愛用しています。なんせポリエステル製なので、耐久性が高く洗濯による劣化が少ないので、気軽に着ることができます。それに、さらっとした着心地でとにかく心地よいのです。

現在のキャプリーンラインナップは素材別に4種類あります。

キャプリーンシリーズ 左から、デイリー、ライトウェイト、ミッドウェイト、サーマルウェイトの順

ちょっとわかりにくいので解説すると

  • デイリー    :日常的に使え汎用性が高い。
  • ライトウェイト :とにかく薄く速乾性が高い。汗をかく運動に。
  • ミッドウェイト :ほどほどの厚みで、通気性保温性吸湿発散性をバランス。
  • サーマルウェイト:暖かいのに通気性が良い。寒冷地の運動に。

デイリー以外の3つは本気のアクティビティ用の肌着です。

キャプリーン・デイリーって?

キャプリーン・デイリーは他の3つとは位置付けが異なります。
さらっとした肌触りで、春夏秋の3シーズン使える日常(デイリー)用の服。
体にピタッとしていないレギューラーフィットなので、スポーツウェアっぽさもありません。日常使いの快適さを重視しつつ、機能性も充分高いTシャツという位置付け。普段着として最適なのです!

吸湿発散性が比較的高く、防臭加工されていて、多少ラフに扱っても大丈夫。そしてコンパクト。
つまり、1日着て夜ホテルのシンクで簡単に洗えて、タオルドライして干しておけば翌朝にはほぼ乾いている・・・場所も取らないし軽い。
汗をかかない時期なら2~3日は着続けられますし、毎日洗ってもヘタらない。
つまり暖かい時期の旅行服としても最適!

キャプリーンとブラックホールミディアム

キャプリーンデイリーの快適さの秘密

非常に動きやすいのも隠れた特徴です。
脇の下が「マチ」付きの凝った裁断なので、腕上げ性が高い。
試着程度では実感しづらいのですが、一日着るとよくわかります。
例えば、普通のTシャツの脇って、腹側と背側の2枚を単純に縫い合わせています。
でも最新のキャプリーンは、脇部分の布を合わせて、3枚で立体的に構成されています。

この「マチ」によって、手を挙げても脇の下が引っ張られず、裾もずり上がらず、実に動きやすくなっています。元々軽くて滑りが良い素材なのに加え、肩を挙げる際に抵抗が少ないため、肩が凝らないのです。

このキャプリーン・デイリーの前身は、キャプリーン1シルクウェイトという製品でしたが、そちらには脇のマチはついていませんでした。

上の写真を見比べると、脇の下部分のシワの出方が全く違うことがわかると思います。

キャプリーン・デイリーは進化の結果、文句のつけどころのない真のライフウェアとなっています!

キャプリーン・デイリーのサイズ感は?

ちなみに身長170cm・体重64kg、やや内臓脂肪蓄積型の標準的日本人体型の男性で、メンズのSがジャストサイズ。
袖丈が若干長めで手を下ろすと親指の付け根が隠れない程度です。
XSだと袖丈はスッキリ手首に来るけど、肩が窮屈でNGでした。
164cmの標準的女性だと、ウィメンズのSサイズでジャストです。

カラーによる違い

キャプリーンデイリーは、実はカラーによって若干素材の質感が異なります。
2015シーズンに購入した紺色は伸縮性が高く、若干モッタリとした着心地でした。
一方、2016シーズン以降のグレー系は素材の伸びが少なくハリがあり、サラッとした肌触りです。
化繊は染色により素材の質が変わるとも言いますから、カラーによる微妙な違いがあることを頭の隅に置いておくべきでしょう。

キャプリーン・デイリーの更なる活用法!

このように日常着としての高い汎用性と機能性についてお判りいただけたと思います。しかしそれ以外の活用法もあるのです。

メンズ・キャプリーン・デイリー・ロングスリーブ・Tシャツ(左2015 右グラフィック2018)
ラッシュガード

パタゴニアの店員さんから聞いたのですが、速乾性と耐久性の高さから、海水浴の際の簡易のラッシュガードとしても使えるそうです。特にロングスリーブは適していますね。薄いわりにしっかりした素材ですので、日焼け・怪我などから肌を守るのに適していますね。水から上がっても比較的早く水が抜けます。コンパクトなので海水浴などで一枚用意すれば実に便利。

パジャマ

パジャマとしてもとても優秀です。真夏の寝苦しい夜などは汗をかきますが、蒸れることなく快適です。しかもエアコンなどで冷えすぎる時ってありますよね。ポリエステルは意外と保温性が高いので、寝冷えすることも少ないです。私はパジャマとしてロングスリーブ(長袖)のキャプリーンを愛用しています。

キャプリーン・デイリーは本当の「ライフウェア」

メンズ・キャプリーン・デイリー・グラフィック・Tシャツ(2018SS)

私も最初は「この高価な薄っぺらいTシャツに5000円も払えない!」と思っていました。しかし、ものは試しと手に入れて使いこんでいくと、その素晴らしい機能性がわかってくる。そしてシーズンごとに、セールやアウトレットを利用して買い足して今に至ります。キャプリーンデイリーの素晴らしさを知ってしまうと、もう綿のTシャツを着ることが出来なくなりました・・・。耐久性も高いので、お気に入りの一枚を探して、長く着続けるのが正解だと思います。毎年ヘタって買い換えるのは間違っている…これが本当のライフウェアだと思います。あまり人気が出ると買いづらくなるので困るのですが、是非試してほしいと思います!

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